玉川野毛町パークらぼに参加しませんか?
活動記録

第19回デザインDAYの活動記録



玉川野毛町公園では、公園拡張をきっかけに区民協働の公園づくりの取り組みを進めています。これまでに玉川野毛町公園ならではの様々な活動が生まれて、令和5年度には、区民が主体的に公園の利活用や運営に参画していくことを目指して、準備を進めることが決定しました。

玉川野毛町公園拡張予定地に建築予定の「公園利用や活動の拠点となる施設-(仮称)パークらぼハウス」について、現在、什器(家具・道具)や備品の検討を進めています。2/10に実施した第18回デザインDAYでは、公園利用や活動を支え、柔軟な使い方のできる什器や備品について皆でアイデアを出し合いました。今回のデザインDAYは、皆様からいただいたアイデアをもとに設計者が具体化した可動式で柔軟な使い方のできる什器や備品について提案・共有し、意見交換を行いました。

6/8(土)に実施した第19回目デザインDAYは、18名の方にご参加いただきました。東京都市大学の坂倉先生、拠点施設の建築設計を担当する遠藤建築設計事務所の遠藤さん、什器デザインを担当するVUILDの風祭さん、今後の公園管理・運営を行なっていくCESの小高さんとスクリーンを活用して会場の声をオンラインでタイムリーに共有することのできるツール「SLIDO」も使用しながら活発な意見交換を行い、設計デザイン案の共有ができました。
今後は、具体的な数量や詳細設計の検討を進め、引き続きアクティブDAYやオープンパーク等で情報共有を行いながら決定していく予定です。

これまで19回に渡るデザインDAYを開催し、公園のかたち、拠点のかたち、そして、そこで使う什器(家具・道具)についてたくさんの意見交換を行い、かたちについてのデザインDAYは今回が最後となりました。区民の皆様とともに考えてまいりました玉川野毛町公園拡張予定地も、いよいよ本開園に向けて第2期公園拡張整備工事が秋には始まります。

これからも、公園運営やパークらぼの各活動についての話し合いは継続してきます。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

下記のプログラムで開催しました。

  1. はじめに
    ・本日の目的
    ・工事スケジュール、これまでと今後の動き
    ・パークらぼ区民の会について(ご報告)
  2. ふりかえり
    ・これまでのデザインDAY
    ・公園利用や活動の拠点となる施設
    ・什器備品の考え方
  3. 柔軟な使い方のできる什器・備品デザインの共有
  4. 意見交換

柔軟な使い方のできる什器・備品デザインについては、これまでの話し合いや4月7日のアクティブDAYで行なった可動式什器の実際の体験時に生まれた色々な使い方や使ってみての意見などをもとに、デザインを担当する株式会社VUILDから提案を行いました。

以下、今回の意見交換の中で出てきた意見を一部紹介します。

・使用する木材の産地が気になる。循環というテーマで区民活動する中では、どこの木を使うのかも意識したい
→産地については検討可能、材料(使用する素材)に合わせて設計を変えることも検討できる。設計デザイン、費用、使い方、循環(環境配慮)のバランスを考慮しながら検討していきたい。
・WS→実際使う→結果を共有というのがパークらぼらしい
・とても良いです! 様々な世代やいろんな人が考えると安全性は重視してほしい
・素材自体を区民が利用したもの(プラごみ)などでできないか。プラスチック素材のアップサイクル、生ごみ発電などを提案したいと思っている。
・ものそれぞれにストーリーがあると良いなと思う。什器・家具・拠点施設だけでなく、エリアごとにストーリーがあるのが良いなと思う

最後に遠藤氏、風祭氏、小高氏、坂倉氏から以下のようなコメントをもらいました。

今後は、什器の素材や安全性、予算等を検討しながら実現可能性を探り、方針を模索しながらオープンパークやアクティブDAYで情報共有していく予定です。

また、しくみのデザイン、コンセプトブック、区民組織については継続して議論していく予定です。


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